国道36号線から山側に入った高台の住宅地に見える、「パン」ののぼりが目印。昨年12月にオープンし、その評判は口コミでアッという間に広がった。町内はもちろん、苫小牧や登別からも訪れるリピーターでにぎわっている。
遠方から来る人のほとんどのお目当ては、人気の「メロンパン」(100円)や「塩バターパン」(80円)。確実に手に入れようと予約し、焼きあがると同時に完売ということも珍しくない。品切れになっていても、次の焼き上がり時間を待つ常連客もいるほどだ。
こだわりの材料で作った生地を、まきを使った石窯で焼くのがおいしさの秘密。石窯の遠赤外線効果で、香ばしくしっとりした味わいに出来上がる。1度に焼く個数が限られているため、オーナーの秋本茂己さん(33)と、応援に来ている茂己さんのいとこ・岡田勝伸さん(39)は、手を休めることなく次々とパンを焼いていく。
オープン前は、妻のゆかりさん(38)と「近所の子どもやお年寄りが100円玉1枚持って、おやつのパンやドーナツを買いに来てくれる場所になれば」と話していた。しかし、予想をはるかに上回る反応に驚きを隠せないという。茂己さんは「せっかく来ていただいたのにお目当てのパンがないと申し訳ない」と、できる限りは予約注文を受けている。
ショーケースに並ぶパンが優しい〝顔〟で迎えてくれる、温かい雰囲気の「町のパン屋さん」だ。ぜひ足を運んでみて。
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