臨床検査技師というまったくの異業種から脱サラした木村英雄さんが、1993年に店をオープンさせた。今では遠くは鹿児島県から、同店のシシャモ料理を求めるファンが訪れている。
地元でシシャモ漁が解禁になるのは10月。シーズンになると外まで行列ができ、途中でシシャモが売り切れ、楽しみに並んでいたお客さんに頭を下げることもあったという。
以来、旬の季節には連日徹夜でシシャモをさばいて準備。さらに地元の解禁前に訪れるお客さんのため、厚賀や日高、新冠などで獲れるものを仕入れて対応しているという。
さらに、「シシャモ料理の店」、「和食の店」と思ってのれんをくぐる客が驚くのは豊富なメニューの数々。むかわ牛を使った「ハンバーグ定食」(800円)や「ポークカツ定食」(1200円)は、ランチタイムに訪れるサラリーマンに大人気だ。
夜の居酒屋タイムでは1本100円からの「串揚げ」や生地から手作りする「ピザ」(900円~)のほか、「ザンギ」(900円)、「海老チリ」(1300円)といった中華まで登場。老若男女問わず楽しめる。
木村さんが大切にしている「灯泉房」という店名は、明かりを表す「灯」、湧き出る「泉」、料理を作る厨房を表した「房」で「食べ物が泉のごとく湧き出て明かりが灯る」という意味だそう。
「この名前を贈ってくれた友人、ロゴの字を書いてくれた友人、そしてシシャモを愛する地元の人たちに感謝しながら、おいしいものを提供していきたい」と、毎日笑顔で腕を振るっている。
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